2021/02/17 06:00
ハンドメイドでアクセサリーを作る手法は色々ありますよね。
色々なパーツを組み合わせて作る方法、
ビーズやパールを刺繍したり、編んだり、つなげたり、
レジン、プラバン、陶土やシルバークレイ、彫金…
数えきれない選択肢の中から、
どうして私が刺繍でアクセサリーを作ろうと思ったかについてお話します。
私がハンドメイドアクセサリーを作ろうと思ったのは
自分にピアスがあいていないのに、なかなか好みのイヤリングが市販されていなかったことと、
金属にかぶれやすかったため安価な市販のイヤリングは買うのをためらうことが多かったから、です。
無いなら作ってみようかなと、最初は自分用に作ることから始めました。
スタートは市販のパーツをつなぎ合わせてイヤリングを作るところから。
段々と「もっと私らしいものを作りたい!」という思いから色々と寄り道して
刺繍アクセサリーにたどり着き、今に至ります。
正直、刺繍でアクセサリーを作ることは、時間がかかる分お値段も高くなってしまうし、
一般受け?という面ではメジャーではないアクセサリージャンルかもしれません。
だって一つの作品をつくるのに、2時間3時間当たり前、
試作の時間を含めたら3日かけて一つ完成する、みたいなものすごく効率悪い作業です。
量産ができないし全く同じものも多分作れません。
儲けたい!という目的だったら、刺繍アクセサリーは絶対向いてないなーと思います。
じゃあなんで刺繍アクセサリーをしているかというと、
純粋に、作っていて楽しい!という気持ちがどんどん湧いてくるからです。
これは他の方法でアクセサリーを作っているときとは全然違いました。
次にやりたいことがどんどん湧いてきて、ちょっと手が間に合ってないのが正直なところです。
贅沢な悩みです。
それから私しか作れないということに魅力を感じているから。
技術的なことではないですよ。
私の中から生まれてきた色合いや形や組み合わせ、刺繍のタッチは
私の心と指先を通してこなければ、この世に出てこないんだよなーと思っています。
だから一点ものがほとんどになってしまうんですよね。
同じものをもう一度作っても、過去と全く同じものは作れないと思うんです。
だって気持ちは常に変わっているものだから。
その時に、自分の中で高まった気持ちの中から生み出た作品を、
誰かが目にとめて、いいねって思っていただけて、それを手元に迎えていただけたら…
本当に一期一会の出会いですよね。
刺繍アクセサリーは、たくさんは作れないけど、ひとつひとつの作品への気持ちはすごく深いから
できあがったアクセサリーがすごく愛おしいんです。変ですかね。
でもそんな気持ちで、日々アクセサリー作りに向き合っています。ということを長々と綴ってみました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。